2020年4月17日
ビスポークドレスって何?
「ビスポークドレス」って聞きなれない言葉だと思います。私が造語しましたw。
紳士服のオーダーメイドでよく使われる「Bespoke」は、”been spoken for”から派生した言葉といわれており、お客様とテーラーがいろいろ話をしながら、お客様の望む服を作っていくことに由来します。
「ビスポークドレス」は、ワンピースやドレス等、婦人服を中心としたオーダーメイドサービスで、デザイナー宮崎能典が、お客様とお話をしながら、お客様のご要望や世界観を理解し、そこにデザイナーの解釈も加えて、素敵な洋服を作りあげるブランドです。
そしてそれは、尊敬するデザイナー、クリストバル・バレンシアガの言葉
「私の服を着るのに完璧も、美しさも必要ない。
私の服が着る人を完璧にし、美しくする。」
を体現することを目指しています。
婦人服なら、オートクチュール(高級注文服)があるでしょ?というお声もあるかと思います。
私は、かつて東洋で唯一のオートクチュールブランド「ハナエモリ」で、ブレタ部門のデザイナーの末席に加わっておりました。
その高度で繊細な技術の数々を目の当たりにしていたものとして、オートクチュールを名乗ることはとてもはばかられます。
また、オートクチュールそのものが、贅沢で技術の粋を集めた服作りのため、現代社会では一般の人には手の届かないものになり、単独の産業としては成り立っておりません。
そこで私は、オートクチュールを現代風にアレンジして、もっと身近に楽しめるものにならないか考えた結果、「ビスポークドレス」というサービスを始めました。
たくさんの人に、自分の好きな洋服を、自分に似合うように作って、そして着ることの楽しさや感動を、もっと味わっていただかればと思います。