2020年7月11日
モードの終焉~好きな服を着てファッションを楽しもう~
私たちの暮らす今の社会では、ファッションの流行は当たり前のことと思われています。
シーズンごとに、今年は〇〇が流行る!、最新の流行は××だ、などと情報が駆け巡り、皆で流行を取り入れたお洒落を楽しんでいます。
でも、実はこうした服装事情は、人類史のなかでも近現代特有のものといえます。
そして今後数十年、数百年の後には、このようなファッションの在り方は別の形に変節しているかもしれません。
これからいくつかの回に分けて、モードとファッションについて、さまざまな側面からそのメカニズムを考察し、
モードの終焉を考察していきたいと思います。
そして、これからのファッションの可能性の一つとして、「ビスポークドレス」を勧める根拠を示すことが出来ればと思います。
考察の内容は概ね下記のとおりです。
・服装が変遷する力学
・新素材の登場と服装史
・自然環境と服装
・ドレスコードの変化
・セクシャリティとファッション
・ロジェ・カイヨワの戦争論を案内図に、モードを語る
・資本主義とファッション
・国民国家の成立要因とファッションの相関関係
・コンテナの発明がファッションの世界的な流行に貢献した
・情報の民主化と交通空間の均質化
・意味が喪失しデザインが残った
・モードの終焉
・好きな服を着てファッションを楽しもう
内容は順不同ですが、なるべく体系立てて考察できればと思います。途中で内容の変更がある場合もございます。
私が浅学菲才のため、事実誤認や因果関係の間違い等あるかもしれません。
社会学や服装学、あるいはその他の分野の専門家の方からご助言いただければ、ファッションの進むべき未来が明確に描けるかもしれません。よろしければ忌憚のないご意見を頂ければと思います。
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